会社設立のしかた~事業目的~
- 2012.09.27
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会社設立のしかた~事業目的~
★将来を見据えて事業目的を決めましょう!
会社は、定款に事業目的として書いてある事業しか行うことができません。
事業目的には、会社としてやりたい事業をとりあえず全て列挙しておくのが基本です。
会社設立後すぐに行う事業だけではなく、将来行いたいと考えている事業についても記載しておきましょう。
なお後で事業目的を追加・変更する場合には、定款変更登記に登録免許税3万円が必要になってきます。
ただし、創業・会社設立当初から事業目的が20個以上もあるような場合は考え物です。
会社の登記簿は誰でも閲覧することができますので、いったい何をやっている会社なのかわからなくなってしまうような取引上悪い影響を与えないように注意しましょう。
事業の成功には、選択と集中という観点が必要ですね。
★「各種」「等」を活用しましょう!
事業目的の範囲を広げる表現を工夫します。
(例)インターネット等を利用した各種情報提供サービス
→ 「等」を入れることでインターネットやWEBサイトに変わる将来の新しい技術にも対応できます。
また、「各種」を入れることで、ニュース・芸能・ビジネスなどあらゆるジャンルにも対応できています。
(例)紳士服、婦人服等アパレル製品の企画、製造および販売
→このケースであれば、「等」を入れることで子供服を取り扱うことも可能となります。
なお、事業目的の最後には『前各号に付帯する一切の事業』と入れておけば、さらに事業の範囲が広がります。
★許認可が必要な事業は、要注意!
事業には行政への「許可」「登録」「届出」「認可」「免許」が必要な業種があります。
これらの許認可業種は、事業目的に正しい表現をしておかないと許認可を受けれない場合があります。
事前に担当窓口や行政書士等の専門家に相談しましょう。
(例)
◆「許可」業種
○飲食店・喫茶店 ・・・ 保健所
○薬局・医薬品販売 ・・・ 保健所
○古物商 ・・・ 警察署
○人材派遣 ・・・ 労働局
○建設業 ・・・都道府県または国土交通省
○運送業 ・・・ 国土交通省陸運支局
建設業の場合は、行う建設工事の種類に応じて28業種のなかから選択しましょう。
(28業種)
土木一式工事、建築一式工事、大工工事、左官工事、とび・土工・コンクリート工事、石工事、屋根工事、電気工事、管工事、タイル・れんが・ブロック工事、鋼構造物工事、鉄筋工事、ほ装工事、しゅんせつ工事、板金工事、ガラス工事、塗装工事、防水工事、内装仕上工事、機械器具設置工事、熱絶縁工事、電気通信工事、造園工事、さく井工事、建具工事、水道施設工事、消防施設工事、清掃施設工事
◆「登録」業種
○旅行業 ・・・ 都道府県の観光課など
◆「届出」業種
○食材輸入 ・・・ 厚労省検疫所
○美容院 ・・・ 保健所
○鍼灸院 ・・・ 保健所
○ペットショップ ・・・ 都道府県
○認可外保育 ・・・ 都道府県
◆「認可」業種
○認可保育 ・・・ 市町村経由都道府県
◆「免許」業種
○宅地建物取引 ・・・ 都道府県または国土交通省
★定款認証前に、公証人にチェックしてもらおう!
事業目的は、行う事業の明確性と具体性が要求されています。
当事務所なら「事業目的」の的確な表現について、公証人との面倒なやりとりも代わりに行います。
なお、コチラ↓のWEBサイトで無料検索することが可能です。
【会社定款目的記載事例データベース E-目的ドットコム】
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